妊娠しやすい食生活について
誰でも知っているように妊娠というのは、精子が卵子に到達しなければ受精できません。しかしながら、女性の体の状態によって、精子が卵子にまで到達しにくい状態になっていることもあります。
例を挙げれば、女性が冷え性のケースでは、妊娠しづらくなるといわれています。冷え性である場合は、体内に入った精子の動きが鈍ってしまうことから妊娠しにくくなると言われています。
また他にも、女性の体内が酸性に傾いている状態であると妊娠しづらくなると言われています。酸性の体内では、精子が弱りやすくなります。精子の中でも特に、Y染色体(男の子になる精子)は酸性に弱いことが知られています。
この、酸性に弱いことを利用した男女の産み分けなんて言うのが流行ったこともありました。体内の酸性度や冷え性については、食事による改善方法で、ある程度良好に向かうことが可能となっています。
不妊治療で食事療法が効果があるのではないかと言われるのは、このような理由からです。また、さまざまなビタミンやミネラルの中には、卵巣の機能を整える効果があったり、女性ホルモンの働きを助けるものがいくつも存在します。
このように妊娠の確率を上げるような栄養素を含む食事を積極的に摂取することで、妊娠しやすい体づくりが可能となってきます。もちろん、不妊の原因は人によって様々になってくるので、食事療法だけで改善するというもので
はありません。
しかし、排卵誘発剤を使用するにしても、人工授精を行うにしても、体外受精を行うにしても、妊娠する母体を少しでも精子や受精卵にとって居心地良い状態にしておく必要があるのは当然のこととなります。
身体を温めるようにして血行を良くする食事やビタミン・ミネラルを多く含んだバランスの良い食事を心がけるようにして、身体を冷やす食事は控える必要があります。それに、肉類は身体を酸性にするので、出来るだけ摂取するのは控えたほうが良いでしょう。
オギノ式の不妊症治療
不妊治療による検査結果の内容で特に大きな問題が発見できない場合は、まず、一番最初に行うのが、オギノ式となります。精子や卵子に問題があることが分かっている場合は、別の手段を講じなければなりません。
しかし、特に問題が発見できないような場合は、まずは自然妊娠を試みるのが一般的となってきます。オギノ式と言うのは、排卵前から女性の体温が上昇するというリズムを利用することで、基礎体温をきっちり計り排卵日を割り出して、排卵日に合わせて性交を行うことで妊娠させるというものです。
当然ながら、この方法で成功する人もいるのは事実はありますが、上手く成功しない人も多いのが現実問題としてあります。不妊治療に訪れる女性の多くは、しっかりと基礎体温を計らなくても、ある程度はそのような事を実践してきている人が多いです。
高齢で結婚した場合をのぞいては、結婚直後から直ぐに不妊治療で病院へ訪れることは殆どありません。大抵の場合は、結婚した後の数年間または。最低でも1年間は子どもに恵まれない人が受診するのが一般的となっているので、基礎体温を測ってオギノ式を取り入れた場合でも、なかなか妊娠には至らない人が多いです。
また、オギノ式は病院側から性交する日付を指定されることになっており、それまでの期間は性交を控えるよう指導されることになるので、夫側が納得しないこともしばしば問題点としてあります。
一般的に、オギノ式での治療については1回で済むというわけではなく、半年から1年程度続けるケースもあるので、少しずつ夫の理解が得られなくなると悩むことになる女性も多くいるようです。いずれの場合も、本格的な不妊治療の第一歩と軽く考えたほうが良いです。
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